みらいえーる 〜移住と育児と場づくりと〜

2歳児を育てるアラフォー移住女子「かなママ」が、こどもとおとなが育ち合う場づくりを目指して、徒然なる日常を綴ります

食育に学ぶ、いのちのサイクル

 近年の保育園では「食育」が大事にされていて、私の勤務先でも、全クラス何かしら栽培をしていて、自分たちで種まき、苗植え、水やりして育てた野菜を収穫して食べたり、皮むきなどの調理を手伝ったりして、子どもたちが実体験を通して、豊かな食経験を積むことを大切にした保育が展開されています。

 夏本番になり、夏野菜収穫も一区切りした今日は、収穫を終え役目を全うした後の草木を刈り取り、次の栽培に備えて土を戻す作業。

 地味で体力を使う裏方仕事ですが、いつの間にかびっしりと張り巡らせた根っこの深さと重みに、「育ててくれてありがとうね。」と思わず感謝の言葉が出ました。

 「せんせーなにしてるのー?」と遊びの途中で見にくる子どもたちに、「お役目ご苦労様です。こんなに根っこを伸ばして美味しいお野菜育ててくれてありがとねって伝えて、次にまた何かを育てるための準備をしているんだよ。」と答えました。

 植物でも動物でも、食べることと生きることは、いつの時代も切り離せない密接な関係。太古の昔から続くいのちのサイクルに、感謝の気持ちが芽生えたひとときでした。