絵本のチカラ
保育園には、年齢に合わせたいろいろな絵本がたくさんあります。
最近のこどもたちのお気に入りの絵本のひとつ、「くれよんのくろくん」
新品のクレヨンたちがきれいな絵を描く中、仲間に入れてもらえなかったくろくん。
クレヨンたちが喧嘩してめちゃくちゃになってしまった絵に、くろくんがあたまをすべらせ、シャープペンのお兄さんが削っていくと、夜空のきれいな花火に変身し、くろくんがみんなに見直されるというストーリー。
作者のなかやみわさんの可愛らしい絵と作品は私が昔から大好きで、立派な木が切られ、もう役に立てないと悲しんでいたきりかぶが、森の動物たちの憩いの場になっていく「きりかぶ」という作品で涙したこともあります。
「人とはちょっと違う自分」に引け目を感じても、その人だからできること、その人にしか出来ないことが必ずあることを、絵本が教えてくれました。
1日に何度も何度も、「もういっかいよんで〜」とせがむ子どもたちの声に、心の中で「また〜?」とツッコミ入れつつ、暗唱して自分の娘に聞かせてあげる修行とも思い、何度でも噛みしめて読ませていただきます♪