妊娠出産と育児
妊娠出産も育児も大変だけど、
「おめでたいもの。幸せなもの。」として語られることが大半である一方で、
悲しい出来事と表裏一体であることもまた事実。
つい昨日もニュースで、自宅出産してそのまま死なせてしまった事件が報道されました。子どもを望んで何年も不妊治療に心血を注いでも恵まれない人がいる一方で、こうした事件は後を絶ちませんが、不妊治療でやっとの思いで授かった子でも、いざ出産育児になった途端、思い描いていたイメージとかけ離れ過ぎていて、産後うつや虐待に発展することも珍しくありません。不妊治療、予期しない妊娠、流産死産、誕生死、
出生前診断をめぐる葛藤、病気や障がいと共に生きていくこと。
全ての出来事は、「幸せな妊娠出産」「幸せな育児」と紙一重で起こっていること。
流産でも安産があり、例え誕生死であっても幸せなひとときが過ごせる場合もあり、
悲しい出来事=不幸ではなく、また、順風満帆な妊娠出産=幸せとも言い切れない。
結局のところ、あらゆる出来事にどう向き合うかは、あくまでも当事者自身がどう感じるか、周りの人がどう捉えるかによって、プラスにもマイナスにも働くということを、折を見て徒然なるままに綴っていきたいと思います。