みらいえーる 〜移住と育児と場づくりと〜

2歳児を育てるアラフォー移住女子「かなママ」が、こどもとおとなが育ち合う場づくりを目指して、徒然なる日常を綴ります

赤ちゃん教室卒業

 私が住む自治体では、第1子の0歳児を対象に月1回「赤ちゃん教室」が開催されており、1歳を迎えると、「ハッピーバースデー」の歌でお祝いしてもらい、卒業です。

 私が初めて参加したのは産後1か月健診を終えたばかりで娘が生後2か月を迎える頃。

望んで授かったわが子でも、産休直前までフルタイムで働き、産休中も何かと予定を詰め込み忙しく過ごしていた生活が、産後、カーテンを閉め切った病室で2人きりでひたすら母乳道場、退院後は自宅でもの言わぬわが子と2人きりという生活で、母乳も思うように安定せず発狂しそうで、外に出たくてたまらなかった私にとっては、救いの場となった場所。1年たった今、傍から見れば積極的で、楽しそうに育児をしている母親に映るかもしれない自分も、出口の見えないトンネルの中に居る感覚に陥った時期がありました。

 つい先ほどのNHKのニュースで、産後1年以内の母親の死因第1位は「自殺」であるとの衝撃的な結果が報道されました。産後うつは10人に1人は発症するともいわれ、決して特別な出来事ではありません。「産後うつの早期発見が重要」といわれますが、そのような状態であれば地域の子育て支援の場に出ることも躊躇するし、周りの母親と比べて「自分は出来ていない。。」と更に落ち込んでしまうという話もある。新生児訪問など手厚い支援があっても、「詮索されたくない」という気持ちが働くのも頷ける。

 妊娠期から気軽に立ち寄り、産後早いうちから地域とつながるきっかけになる場所。

行政サービスを待つ受け身ではなく、自分からアクセスしたくなるような魅力ある場づくりを目指していきたいと思っています。