みらいえーる 〜移住と育児と場づくりと〜

2歳児を育てるアラフォー移住女子「かなママ」が、こどもとおとなが育ち合う場づくりを目指して、徒然なる日常を綴ります

エンパワメント

 社会福祉用語で、「勇気づけること」などと訳される「エンパワメント」。

 本日修了証をいただいた「小児タッチケアセラピスト」の学びの中でも、NICU入院児や医療的ケア児、終末期医療、緩和ケアを受けている子どもたちなどを前に、親である自分がわが子にしてあげられることが見出しにくく自信を失ったり、退院後の介護負担に、愛着を持ちにくくなってしまったりするリスクのあるところに、「タッチケア」という、やさしく体に触れることでオキシトシン(愛情ホルモン)を活性化させたり、コルチゾール(ストレスホルモン)を抑制したりするという効果も期待できるツールがあることで、ケアを必要とする子どもの親をエンパワメントし、結果、不安感からの救急車要請や再来率も減らし、ひいては入院期間の短縮にもつなげる効果があるといった、ヒューマニズムの観点からも、医療経済といった観点からも、少ない投資で、子どもも家族も社会もハッピーになる循環を生み出すきっかけになる手段のひとつを学べました。何よりも、全国津々浦々から、時間と労力とお金をかけて、家族や職場の協力も得てこの学びに集まり、想いを共有できる人たちとつながれたこと、そして、思いがけず昔から繋がっていた仲間との再会も果たせたことが、自分を「エンパワメント」してくれる原動力となっていきそうです。