みらいえーる 〜移住と育児と場づくりと〜

2歳児を育てるアラフォー移住女子「かなママ」が、こどもとおとなが育ち合う場づくりを目指して、徒然なる日常を綴ります

嘘も方便

 子どもの頃から、「嘘をついてはいけない」と、当たり前のように教わるものの、実際生きていく中では、思ったことをそのまま口に出すことが災いを招くことも少なからずあり、「嘘も方便」という場面は少なくないもの。わざわざブログで書くこともないのだけれど、娘の1歳児健診の時に、体重増加不良を理由に「母乳をダラダラ与えるせいで子どもがわがままになる」と指摘されたことのトラウマが未だに残っており、1歳半健診では「母乳は飲んでいない」と嘘の申告をした私。3食とも幼児食に移行し普通に食べているし、もう栄養的に母乳は不要ではあるとは重々承知しているけれど、実はまだめっちゃ母乳飲んでいる娘。保育園とか、祖父母宅とか、私が居なければ全然平気なのに、私を見れば「ぱっぱーいぱっぱーい」と手段を選ばず欲しがる姿に眉をひそめるのもわかるし、次の子を望むのであれば早々と断乳すべきだとは思うけれど、虫歯にならないように歯磨きさえ念入りにすれば、母子の心の拠りどころにしていても良いと思い、もうしばらく続けていきそう。今日は母乳トラブルで勇気を出して訪れたベテラン助産師さんに事実を伝えると「嘘も方便よ」と、慣れない土地での育児を労ってもらえて泣きそうなくらいホッとした。

 専門家であれ家族であれ、良かれと思っての周囲のアドバイスに一喜一憂するのを恐れて、本音を出すのも勇気がいるものだと、一母親としての修行は続きます。