みらいえーる 〜移住と育児と場づくりと〜

2歳児を育てるアラフォー移住女子「かなママ」が、こどもとおとなが育ち合う場づくりを目指して、徒然なる日常を綴ります

保育園の選び方〜申請編〜

 自宅と職場の通勤経路、距離、対象月齢、保育方針など、候補となる保育園をピックアップして見学を済ませたら、いよいよ申請手続き。ほとんどの自治体では認可保育所の4月入所の申請受け付けは前年度の秋〜冬頃などに一括受付で、5月以降の入所については月ごとに受け付けて空き状況に応じて案内、といったところが多いよう。認可外保育所は施設ごとの方針で入園時期も決められるので、随時受付というところもあり、気になる所は直接問い合わせ、見学などして情報収集。

 何となく、認可外より認可の方が安心かなとか、費用が安いのかな、といったイメージはありますが、実際のところ、認可でも認可外でも園によって千差万別。

 認可保育所の場合、世帯収入によって保育料が決まるので、夫婦ともフルタイムで共働きの場合などには、認可外でも大差なかったり、逆に安くなる場合もあります。認可外保育所であっても、自治体への届け出や、立ち入り調査などで安全管理が細やかに行われており、「基準適合保育施設」とか「届け出済み保育施設」などと呼ぶところもあります。

 私自身、認可保育所の申請時期に合わせて就職時期も転居時期も決めて移住したものの、結果的に「待機児童」になった娘の預け先を、認可外保育所に決めたのは、決して仕方なくではなく、「認可保育所ではできない細やかで柔軟な保育を実現したい」という、園長先生の言葉に共感したからでした。

「認可」とは、自治体の定める基準を満たしていることが条件で、裏を返せば、定める基準以外のことは出来ないという側面もあります。「認可」に入れないと嘆く前に、今一度足元に目を向けて、どのような子育てをしたいか、どんな資源があるか、地域のことを知っておきたいものです。

 「子育て」の価値観は十人十色。どの保育園・幼稚園等を選ぶとしても、それぞれの親子にとって、心地よい育ち合いの場となりますように。