みらいえーる 〜移住と育児と場づくりと〜

2歳児を育てるアラフォー移住女子「かなママ」が、こどもとおとなが育ち合う場づくりを目指して、徒然なる日常を綴ります

食べることは生きること

 学校給食会の市民公開講演で、助産師さんによる食育に関する講演会に行ってきました。実母が元料理教室講師、実姉は管理栄養士でパン屋でありながら、自分自身は食に疎く、なるべく国産素材でとか、一応心がけても、いかに安く簡単に済ませるかを優先させてしまいがちな傾向で、離乳食も、最初の頃こそ気を使って真面目に頑張ってたものの、食べムラやら何やらでどんどん適当になり、ほぼ完了食となった今となっては、おとなご飯ともども、ほとんど夫に任せきり・・な自分の現実に喝を入れてもらった、印象的なお話でした。未成年の妊娠出産も、その後の貧困の連鎖も、貧困状態に関わらず絶えず起きているこども虐待問題も、少年非行問題も、目に見える結果こそ違えど、根本になる問題は同じ。

 バランスの取れた、愛情のある食生活から、健やかな体だけでなく、親子関係や大人との信頼関係が築かれ、自己肯定感や自尊心が育まれ、子どもの頃からお弁当作りや調理に興味を持って体験する機会を作ることで、自炊できる、自力で生きていくことのできる大人になっていくこと。そうした成長を支えることができる「食」を大切に、場づくりを目指していきたいと心を新たにしたのでした。