みらいえーる 〜移住と育児と場づくりと〜

2歳児を育てるアラフォー移住女子「かなママ」が、こどもとおとなが育ち合う場づくりを目指して、徒然なる日常を綴ります

道程

 僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る。

中学生の頃、国語の授業で学んだ高村光太郎の詩歌をふと思い出す。

今日で夫がサラリーマン生活に終止符を打ちます。

子どもが生まれたから、父親になったから、今まで以上に責任を背負って仕事に打ち込むのが男として、夫として父としてあるべき姿なのに、よくもまあ許したね。

自分の身の回りでは、両親含め100人中97人くらいはだいたいそんな感想でした。

娘を授かってからこの結論に至るまで、自分自身も様々な選択肢を考え、娘とともにどう生きていくか、一時期はシングルマザーとして生きる道も本気で考えましたが、自分自身が最長で勤続5年、短いスパンで8回の転職を経験していることや、キャリアコンサルタント養成講座での学びでも、これからの時代はどんな大企業であっても会社に守ってもらえる保証はなく、1人ひとりが自分のキャリアを開発し、どう生きるかを常に意識していく必要が迫っていることを実感して、ひとつの所に留まるのがベストとも言い切れず、一度しかない人生だから、チャレンジできること、やってみたいこと、娘にとってよっぽど致命的なダメージにならない限りでなら多少の冒険をしてみてもいいのかな。という結論に至り、道のない道を歩み始めることにしました。