みらいえーる 〜移住と育児と場づくりと〜

2歳児を育てるアラフォー移住女子「かなママ」が、こどもとおとなが育ち合う場づくりを目指して、徒然なる日常を綴ります

女性の働き方

 大学卒業後15年にわたり児童福祉や小児医療の現場で保育士・社会福祉士として働いてきた私が、キャリアコンサルタントの勉強をしようと思ったきっかけは、自分自身が8回の転職を経験し、ようやく腰を据えて働こうと思えた職場で育休雇止めになってしまったことでした。「女性活躍推進法」「育児介護休業法」。ワークライフバランスや育児と仕事の両立がクローズアップされ、法律的な整備も進んできているけれど、現場に浸透するにはなかなかハードルは高いもの。

 私が非正規雇用者初の育児休業取得に向けて労働局を交えて職場と交渉して、復帰に備えて認可保育所への入所も決まっていたのに雇止めになってしまった1年前、当事者である私以上に同僚たちの方が憤り、声をかけてくれました。たぶん、そこでまた労働局を通せば何とか復帰できたかもしれないけれど、当時の私は0歳7か月で入園させることへの不安、無理やり押し通して復帰した職場でしっかりパフォーマンスを上げられるかなどの不安の方が勝り、1か月弱に4件の怒涛の就活ラッシュをこなして転職という道を選び、夫の転機も重なって、結果的には移住するきっかけになりました。

 1年たってみて、あの時職場に残る決断をしていたらどうだっただろうか、とふと思い出した昨夜、虫の知らせのように元同僚からの連絡が入ったり。全ては繋がっているんだなあと思う今日この頃であります。